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恐竜がわらった

80年代のゲーセンの思い出、地元広島のこと、テレビで気になったこと、ちょっとお得な情報まで!

   
カテゴリー「あの頃の思い出」の記事一覧

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憧れの鯉のぼり

こいのぼり

こいのぼりが大好きだった

幼稚園児から小学低学年の頃、ゴールデンウィーク前から

各家庭で掲げられていた鯉のぼりを眺めるのがとても好きでした。

今みたいに極端に寒いような日は少なく、春はちゃんと暖かくて、

私は意味もなく、ただうれしくて

外に出てはとりどりの鯉のぼりを探し回りました。


まだ金色に輝くタイプは皆無でしたので、どこも同じようなデザインでしたが

それでも庭の規模によってか、大きかったり、そうでなかったり。


でも大きさに関係なく、風になびいて本当に泳いでいるかのような鯉に

文字通り、目をキラキラさせて道の真ん中で、鯉のぼりみたいに

口を開けて眺めていました。
(ハナは垂らしてはいませんでしたが)

上から、吹き流し・真鯉(マゴイ)・緋鯉(ヒゴイ)の順で泳いでいます。

当時の私はなぜか吹き流しが一番好きでした。次に大きなマゴイ。

赤いヒゴイは好きではありませんでした。

なんとなく、女の子向けみたいに見えたからかも知れません。

青いのや緑色なんかは何鯉なんでしょうね。




また、三次や尾道方面に出かけた時、どこの家の鯉のぼりも

やたら大きく、また大量に泳いでいる家が多かったのが印象的でした。

大きい鯉のぼりの場合、マゴイに金太郎が乗っている図柄で

迫力がありましたね!

鯉のぼり、ほしい

で、そんな各家庭で泳いでいる鯉のぼりを散々眺めまくった後、

ウチに帰ってくると軽くため息をついてしまいます。


我が家は急な坂道のほぼ頂上にあり、裏は崖でネコの額(ひたい)ほどの

庭さえない小さな借家でしたから、鯉のぼりなんて掲げてません。


ある年、無理を承知で親に言ってみたことがありました。

「ウチも鯉のぼり、飾って欲しい・・・」

親は予想通りの言葉を返してきました。

「鯉のぼりなんて、ウチは立てる場所がないじゃろう」

当時の私は一所懸命に考え、そして反論しました。

「じゃあ、引っ越ししよう!庭のある平らなところへ!!」

平らな土地であるか否かは、鯉のぼりにはあまり影響は

無かったのですが、毎日の坂道の登り降りがツラかったので

ついでに付け加えてみました。

「そんな無理言うな」

親は、またも予想通りに応えました。


そう、無理なことなのです。

親だって好きでこんな坂の上の借家を選んだわけでは無かったのですから。


それはよく分かっていました。

庭付きの平地に引っ越しが簡単にできるくらいなら、共働きなんて

していないはずです。


幼い私は、自分の出生の不運を、口に出さずに密(ひそ)かに嘆きました。

もちろん、親には気付かれないように。


黙ってしまった私に、予想していなかった言葉が親の口から出てきたのです。

「でも鯉のぼりは、あるんよ」

???

どういうこと?

「実は、ウチには鯉のぼりはあるんよ」

だ・か・ら!どういうこと??

「見たい?」

・・・どうやら冗談では無い様子です。

「うん!見たい!!」

「じゃ出すけぇ、ちょっと待っとって♪」

ニコッと笑った親。

どういうことでしょう。タンスの引き出しを開け、奥のほうから

着物の布のようなものを引っ張り出そうとしています。



「はいっ!」

その着物のような朱色の布は、タタミ2畳分くらいはあろうかという

ヒゴイでした。

上でも書いたとおり、ヒゴイは好きではありませんでしたが、

そんなこと、どうでもよくなっていました。

ウチに鯉のぼりがある、という事実。

これは・・・これは・・・事件だっ!!


他のも見たくてたまらなくなりました。

吹き流しは鮮やかなカラーなのか、

マゴイには金太郎が乗っているのか、

早く確認したくて、もうたまりません!


「すごいね!ホントにあったね!」

「ね、大きいでしょう」

「うん!」

と、ここまで会話して、親は無言に。

え?なんで無言?

他のを見せてよ。

「ねぇ、マゴイや吹き流しは?」

せかす私。

「無いよ」

は?


・・・

なんで?

・・・

鯉のぼりでしょ、これ?

「ウチにはこれしか無いんよ」

えーと・・・あのカラフルなのや金太郎が乗ったマゴイは・・・?

「これしか買ってないんよ」

えー!!鯉のぼりって、バラ売りなの???



そして親のダメ押し。

「いつか広い庭付きの家を建てたら、他のも買って掲げようね」



それは・・・近い将来では無い、ということね・・・。

せめて、マゴイか吹き流しにしてほしかったな・・・

っていうか、なんで1匹だけ買ってみたんだ?親よ。


飾る場所も無いのを承知で。

ヒゴイだけタンスに入れてどうするんだ?



今、思い出しても不思議なアイテムです。



鯉のぼりを庭に飾っておられる家庭に生まれ出たあなた。

幸せなんですよ。もっともっと実感してくださいね。



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ポポロンへの熱い想い

きのこの山の翌年に発売されたシュースナック

明治ポポロンってお菓子があります。


シュークリーム生地にチョコレートが入って、発売当時かなり画期的な

お菓子として登場しました。

CMもしょっちゅう流れていて、少年だった私は、その形や小ささ、それに

未知であろう食感に大変憧れました。


ん?大変憧れました・・・?

いや、そんな表現では足らな過ぎです。


ひとつここは広島弁で表現するしか!

そう、ぶちぶちぶちぶち憧れとった!!



あのCMが放映される度、TVにしがみついて、まばたきもせずに

見つめ続けた、ポポロン。

あぁ、いとしのポポロン!

1976年9月に発売され、数ヶ月もの間、そのCMは流れ続けました。

その度TVにしがみついていた私。親に怒られること、しばしば。

もう、口癖のように「ポポロン食べたい!ポポロン食べたい!」と

毎日、唱え続けていたのでした。



(初期のCMではないですが)

ポポロン様ご来宅

発売から数ヵ月。

未だポポロンにお目に掛かってませんでした。

少年の憧れは募るばかりでした。が、所詮、叶わぬ夢。

私には高嶺の花だと、あきらめざるを得ませんでした。

ポポロンくらい、コンビニですぐ買えるじゃん!

そう思ったあなた、それは違います。

当時、まずコンビニはありませんでした。

そして、当時の私のお小遣い。1ヵ月300円です。

当時でさえ、ぶっちぎりで「お小遣い少ないランキング」1位でした。

これでは自由にお菓子さえ買えません(-_-;)

そんな訳でポポロンは諦めていました。


とある秋の日。

3歳下の妹が、すごい得意顔で私に話しかけました。

「ポポロン、買ってもらった!!」

今、思い出しても腹立たしいくらい、鼻高々に言ったのです。

ピノキオ並の鼻になってました。

「えっっっ!!ホンマ!?」

「ホ・ン・マぁぁぁ!」

やっぱり腹立たしいです(-_-メ)


「どこ?どこにあるん?」

「ここぉ!」と後ろから出してきました。

いちいち腹立たしいです(-_-メ)


「あっ!本物だっ!どしたん、これ?」

「お母ちゃんがウチに買(こ)うてくれたぁ!」

言い方がいちいちいやらしい・・・


「えー!いいなぁ!」
心の底からそう思いました。

「・・・1個ちょうだい」
兄の面目はもはやありません。

「いーやー!」
実に憎たらしい回答です。


「お願いじゃけぇ、1個だけでええけぇ」
書いてて自分が情けなくなりました・・・


「いーーやーーーーー!!」
その顔は、殴ってくれと言ってるのか?
いやいや、そんなことをしてはポポロンは絶望的になってしまいます。
穏便に穏便に。


「さ、食ーべよっと」
これ見よがしに袋を開けました!

そして1個取り出して、ポポロンは妹の口の中へ。
CM通りの色と形です!

「あぁっ!」
思わず、はしたない声を出してしまいました。


「あぁ、おいし♪」
その顔は、2発殴ってくれと言ってるのか?


「うぅ・・・1個でいいから・・・くれよぉ」
この気持ち、読んでるあなたに伝わっているでしょうか。


「ぜーったい、い・や!」
・・・予想通りの回答です(-_-メ)


なんで母はこんな火種を与えたんだろうか?


私は台所にダッシュしました。


「ポポロン・・・ポポロンなんで妹だけに買ったん!?」


「え?おにいちゃん(←私のこと)がどうしても欲しいって
言ってるから買ってあげて、ってしつこく頼まれたから。
おいしかった?」

ガチャーーーン!(私の中で何かが壊れた音)


居間にダッシュ!!!!


「おいっっっっっ!!」


「あーおいしかったぁ」ニヤニヤする妹。


「うわっ!全部食べた・・・?!」


「うん」




この日、私は生まれて初めて膝から崩れ落ちました。



ポポロンは・・・。私の憧れのポポロンは

その後しばらくすると店頭から姿が消え、

切望した復活が叶ったのは私が成人してからで、

それまで口にすることはできなかったのです。




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お盆とお好み焼き

・それはゲッターロボから始まった



今日は小学5年生の頃のお話です。


当時の私は冷静に行動できてたので(自社調べw)、

突拍子も無いことをする子ではありませんでした。

尾道に住む叔母が久し振りに我が家に来ました。

今夜はうちに泊まるそうです。

うちの親と叔母で呉(くれ)の繁華街へ出かけました。

帰宅後、しばらくして叔母とうちの家族は近所にある親戚の家に行きました。

家には私一人です。

動くと暑いので、できるだけ動かないようにして、蚊取り線香の煙を

避けられる位置を探して立っていました。

ヤン坊マー坊の天気予報を立ったままボーっと眺めていました。

午後7時。木曜日でしたのでゲッターロボが始まりました。

先ほども書きました通り、私は日頃は常に冷静に行動できる子でした。



でしたが




このオープニングに、異常にテンションが上がったんです。

「ゲーッ!ゲーッ!ゲーッター!」

最後のフレーズでテンションがクライマックスに!!

一緒に歌いながら激しくジャンプを繰り返していました。

親がいたら、間違いなく怒られる行動です。

いえ、親がいたら、多分そんなことはしなかったと思います。

そうです。親がその場にいなかったからいけなかったのです。

という訳で、思う存分ジャンプを繰り返してました。

結構高く飛び上がり続けました。

そして最後の歌詞です。

「ゲーッターロボッ!!」

ロボッ!!の瞬間、最高に高く飛び上がりました。

そして、決めの着地!

バッチリ決まる予定でした。



ぐにゅっ



は?(・。・)



何?この感触・・・?柔らかい上に温かい?

ゆっくりと足元をに目をやると・・・&※%$#?*!






えーと、ここで皆さんに質問です。

今日までに、裸足で「お好み焼き」を思いっきり踏んだことがある方、手を

挙げてください。

あ、いませんか。そうですか。そうでしょうね。



私は、あります(-.-)

叔母が繁華街で自分のお土産に買ったお好み焼きを。

叔母はお好み焼きが大好きで、店で食べ、夜にまた食べようと

お持ち帰りしてたんですね。



私は、飛び退きました。

新聞に包まれたそれは、凹の形になっていました。

ど真ん中を踏んでしまいました・・・。



思わず周囲を見回しました。もちろん誰もいません。

テレビでは「チェーンジゲッターツー!」とか言って

合体してますが

それどころではありません。勝手に合体しててください。



私は、室内に無防備にお好み焼きが配置されてるなんて

知りませんでした。踏んで初めて知りました。

ですから、私は悪くありません(ーー;)ウソ

食べ物を踏む、だなんてバチ当たりなことを

自らする訳がありません(ーー;)ウソ

ですが、踏んでしまった以上、何とかするしかありません。

包みの中では、焼きそばや肉玉なんかが中心部だけ、なぜか潰れている模様。

でも新聞包みを開く勇気はありません。

・妄想一人芝居発動!

ふとここで、妄想一人芝居モードに!

ゲッターロボを正座して観ている少年。

すると後ろのほうから泣き声が。

少年は振り返り、そこに潰れた新聞包みを見つけます。

少年は話しかけます。

少年「だれ?」

包み「シクシク。私はお土産用のお好み焼きでございます」

少年「でも真ん中が極端にヘコんでるよ。そんなお好み焼き、
   見たことないよ」


包み「心無い誰かに思い切り踏んづけられまして、ご覧の有様と
   なってしまいました」

少年「そうだったのか、悪いことをする人もいるものだ」

包み「はしゃいでいる時に踏まれたような気がいたします」

少年「今、ゲッターロボをやっているからね。それに興奮した者が
   踏んづけてしまったのだな」

包み「私はゲッターロボが憎うございます」

少年「いや、お好み焼きよ。ゲッターロボを憎んではいけないよ」

包み「でもあんなに武器を振り回したりしているじゃありませんか」

少年「あれはトマホークブーメランだよ」

包み「ありえない合体も繰り返して、純真な少年をだましております」

少年「大丈夫。こども達も薄々勘付いているよ、あんな変形、
   金属ではできないことを」


包み「それにしましても、この姿では恥ずかしくて外も歩けません」

少年「ボクに何か手伝えることはあるかい?」

包み「せめて外側だけでも元の形に直して頂けないでしょうか」

少年「ここで出会ったのも何かの縁。よし、できるかぎりやってみるよ」

包み「ありがとうございます。地獄に仏とは、まさにこのことで
   ございましょう」

少年「礼には及ばないよ。ボクは困っている新聞包みを見ると
   放っておけない性分なんだ」


妄想一人芝居モード完了。完璧です(^m^)


・対処

とりあえず、凹になってるのを凸に戻しましょう。

ギュッギュッ!

経験ある方なら分かると思いますが(おそらくいない)、

お好み焼きを包みの上から成型するのは、ねんど工作のようには

行きません。

もう1回!

ギュッギュッ!

あ、外見は元の形に近くなったみたい!

もう少しだ!

ギュッギュッ!

ふう、こんなもんかな・・・



1時間後。


ちょっとシワはできたものの

怪しまれない程度の外見になったお好み焼きは

叔母が親戚の家で食べるからと、持って行きました。



それから数十年。

お好み焼きが潰れてたという話は叔母からも親からも聞きません。

作戦、成功です。





叔母さん、ごめんなさいm(__)m
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